SUZUKA WANDERING CLUB

琵琶湖に注ぐ愛知川の源流部のひとつ神崎川は御在所岳、雨乞岳を起点とする変化に富んだ花崗岩の明るい渓谷でピクニックやキャンプ、夏にはシャワークライミングと鈴鹿山系を遊び場にするぼくらにとって中心的存在です。

この神崎川とハト峰からの支流ヒロ沢との出合い、三重県側の朝明渓谷から県境尾根を越えて約２時間、滋賀県側の神崎川下流杠葉尾からは３時間半の場所にヒロ沢テントサイト、正確にはヒロ沢小屋跡地があります。

 

ヒロ沢小屋は昭和50年頃に閉鎖され建物はすでに崩壊してますがその残骸が放置されていたり、おそらく空き瓶などのゴミ捨て場として穴を掘り、ためられたゴミ（ゴミの量は掘り起こしてみないとわかりません）の上に土砂が被り半分埋められた状態になっている箇所があります。

時折この場所で幕営を見かけることがありますが、廃棄物が視界に入ってくるこの場所ではちょっと敬遠してしまいます。

 

しかしアクセスも良く何より目の前に神崎川のエメラルドグリーンと白い花崗岩のコントラストが広がるロケーションは整備をすればこの界隈屈指のテントサイトになるのにもったいないなと感じていました。

 

いろいろな方とお話しさせていただくうちに、この場所に関わりの深い千草財産区様、朝明観光協会様からも賛同をいただけるようになり実現することができました。